1日の総消費エネルギーのうち約3割は日常生活での動きによるものと言われています。日常生活の中での「ながら運動」でエネルギー消費を増やして体重を減らすことができる人も中にはいますが、日常生活であまり動かない場合は、積極的に体を動かす具体的なフィットネスプランを自分に合わせて立てることをおすすめします。

日常生活での「ながら運動」とエクササイズの違い

「ながら運動」
一般的に筋肉の伸縮を伴う動きを身体活動と呼びます。歩行、掃除、庭仕事などの活動はすべて日常生活での「ながら運動」に含まれます。立ったまま料理をしたり、郵便を出しに出かけたり、ほとんどの人は無意識の内に体を動かしています。普段意識せずに行っていることを一つ一つリストアップしてみるのも面白いかもしれません。

エクササイズ
エクササイズとは意図的に、計画的に行う身体活動です。筋力、柔軟性、心肺機能の向上などの目的を持って行うもので、ダンス、水泳、サイクリング、ランニングなどがエクササイズに含まれます。健康への影響度は運動の強度によって変わってきますが、筋力、柔軟性、心肺機能などの点から考えてもエクササイズの重要性はわかると思います。

日常生活で活発に動き、「ながら運動」だけで適切にエネルギー消費できるのであればそのライフスタイルでも問題はありませんが、エクササイズを行うことで健康をより一層向上させることができるでしょう。

身体は人それぞれ違うため、自分に合うものや楽しめるものを選び、少しずつ強度を上げ、時間を増やしていくのがおすすめです。そこからエクササイズを週に何日か組み込んでいくと良いでしょう。毎日の生活の中で体を動かす機会を増やすことは、よりヘルシーでハッピーな人生への第一歩です。

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サマンサ・クレイトン
ワールドワイド・スポーツパフォーマンス アンド フィットネスの副社長であるサマンサは、元短距離走選手であり、AFAAおよびISSAの認定トレーナーです。応用化学の学位を持ち、4人の子どもの母親でもあります。