ビタミンDは魚類、卵黄、きのこ類といった食物から摂る以外にも、日光(サンシャイン)を浴びることで私たちの体の中でもつくりだすことができます。食事や日光から得たビタミンDは、肝臓や腎臓で代謝され、活性型ビタミンDへと変化することで、その効果を発揮します。

適切な量のビタミンDを保つことで、パフォーマンスが上げるだけではなく骨の健康をサポートして怪我の予防にも繋がります。またビタミンDが酸素効率を向上させたり、炎症を減少させたりすることが研究結果でわかっています。

皮膚が日差しにさらされると体内でビタミンDを生成することができますが、多くの時間を外で過ごせばよりビタミンDが生成されるというわけではありません。自分の影が自分よりも大きいとあまりビタミンDは生成できていないと思いましょう。日光を浴びて肌でつくられるビタミンDの量は食物を摂取して得られる量よりも多く、極端に紫外線を避ける生活はビタミンD不足の原因となります。ですがこれは紫外線から肌を守らなくてもいいという訳ではありません。しみやしわなどの肌トラブルなどを避けるためにも日焼け止めは必要です。覚えておかなければならない点は、日焼け止めは肌を守る為に有効ですが、それと同時にビタミンDの効率良い生成も抑制するということです。顔や首など、気になる部分には日焼け止めで肌を守りつつ、1日15分を目安に適度に日光を浴びましょう。

ビタミンDの数値を意識しておくことは大切です。では、ビタミンDが不足していることはどのようにわかるのでしょうか?中には全く症状が無い場合もありますが、疲れや身体の痛みを感じる場合もあります。ビタミンDが過度に不足すると骨に痛みが出るなど、普段の生活や運動をすることが難しくなります。もしビタミンDが不足していると感じる場合はすぐに病院に行き血液検査を受けることをおすすめします。

健康を保つため、パフォーマンスとリカバリーの際にビタミンDはとても大切な役割を果たします。正しい食生活に加えて、少し注意をすることで日光という自然の力を利用してビタミンDを摂ることができます。また、ビタミンDは魚や乳製品などからも摂ることができますが、食品から十分な量を摂ることは難しいでしょう。もし日中の日差しも十分浴びることができない人は一日の目標摂取量を摂るためにサプリメントを取り入れると良いでしょう。

+++++++++++++++
ダナ・ライアン
栄養および運動健康学に関する博士号を持つダナは、ハーバライフのスポーツパフォーマンスおよび教育担当ディレクターです。