フィットネスの中には伝統的な舞踊の動きから派生しているものがありバレエフィットネスもその一例です。バレエスタジオに必ずあるバーを使用するこのトレーニングは、伝統的なバレエの動きをさまざまなレベルの人々に合うように調整して構成されています。 バレエバーは、筋肉を収縮させている間体を静止させる等尺性筋トレーニングでバランスをサポートするために使用します。

なぜバレエフィットネスがおすすめなのか
フィットネスにも流行の移り変わりはありますが、効果が認められるものは定着します。バレエスタイルのエクササイズには、バランスの取れたワークアウトルーティンとして重要な多くの要素が組み合わさっています。柔軟性と協調性、ゆるやかな動きをシームレスに組み合わせた運動形式は効果的で、意図的にゆっくりした動きを行うことで、筋肉のコントロールとコアの安定性を得ることを可能にします。単独のワークアウトとして、またはルーティンの最後に追加するものとしても、バレエスタイルのエクササイズは有効です。バレエフィットネスのもう1つの素晴らしい点は、いくつかのエクササイズは場所を選ばずどこでも実行できることです。レッスンの費用が思ったよりも高い場合や、自分のスケジュールと合わない場合でもあきらめる必要はありません。バレエバーが身近にない人も、キッチンカウンター、椅子などの安定してつかまれるようなものを利用して始めてみましょう。始める前に周囲の安全を確認することもお忘れなく。

バレエスタイルのエクササイズ
ルルベしながらのプリエ
  1. 足のかかとを合わせてつま先を約45度開いた状態でまっすぐに立ち、手をバーに静かに置きます。
  2. 背骨をまっすぐ伸ばし、腹筋が締まっている状態で、足の付け根からかかとを持ち上げます。 つま先で立ったまま、半分ほどひざを曲げ腰を落としてプリエします。
  3. 内側の太ももを絞ってひざを伸ばしてから、かかとを下げます。

普段あまりやったことのない動きかもしれませんが、身体は変化に順応できるので恐れず試してみてください。ただし新しいフィットネスを試す際は自分の体に合っているか注意しながら、安全に行うことも忘れないようにしましょう。いつものジムにバレエクラスがある人は体験してみるのも一つの手です。最初は慣れなくても、そのうち楽しんでいることに自分で驚くかもしれません。

私は伝統的な動きに基づいたエクササイズが大好きなので、バレエフィットネスも楽しんで取り入れることができました。このトレーニングスタイルは筋肉の新たな動き方を見つけるヒントにもなるため、歩き方もきっと美しくなるでしょう。

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サマンサ・クレイトン
ワールドワイド・スポーツパフォーマンス アンド フィットネスの副社長であるサマンサは、元短距離走選手であり、AFAAおよびISSAの認定トレーナーです。応用化学の学位を持ち、4人の子どもの母親でもあります。