フィットネスのモチベーションが見つからず困っていませんか?「気になっていたあの服を着こなしたい」や「ベルトの穴を一つ細い方にしたい」では物足りない、そんな人のために12のヒントをご紹介しましょう。

運動をして、栄養のある食事をとる必要がある一番の理由は健康の向上のためです。人は目に見える外見の変化をモチベーションにすることが多いですが、外見は年齢とともに変化するものでもあります。若い頃には簡単に得られた変化が、歳をとると同じ結果を得るのに2倍の努力が必要になってきますし、加齢による変化は誰しも受け入れなければなりません。体は内部と外部両方において絶えず変化していますが、健康を求める気持ちは変わらず持ち続けましょう。

フィットネスのモチベーション ー 12のヒント

1. 心臓の健康
有酸素運動を行うことは心臓の健康にとって良いことです。心臓は筋肉ですので、週の中で数日多少の負荷をかけると心肺機能の向上に役立ちます。定期的に有酸素運動を行うと、安静時の心拍数を下げられる可能性もあり、長期的な心臓の健康にもつながります。

2. 輝く肌
運動をすると体中の血流が良くなり、肌の輝きが増します。ワークアウト直後の輝きは1日中は続かないかもしれませんが、少なくとも普段より輝いて見えるでしょう。場合によってはその健康的な輝きによって見た目が良くなり、気分も上がることでしょう。

3. 姿勢の改善
定期的に運動をすると姿勢に意識が向くようになります。体に自信がつき動きへの意識が高まると、自分の体にとって良いことを意識するようになるでしょう。それが姿勢の改善へとつながり、さらに良い姿勢によって背が高くなったように見えるというボーナスもついてきます。

4. 痛みや不快感の減少
1日中座っていることによる関節のコリや痛みは動くことで解消される場合があります。関節は動かさないと痛みを引き起こす傾向にあります。定期的に動かすようにすれば動きの幅が広がり、日々の生活動作もより軽くこなせるようになるでしょう。

5. 体組成の向上
ライフスタイルに運動を取り入れると見た目と気分に変化を感じ始めることができるでしょう。余分な脂肪を減らし適度な筋肉をつけられる可能性もあり、筋肉がつくことで体はより効率的にカロリーを消費するようにもなります。筋肉の割合が多いと同じ体重で脂肪の割合が多い人に比べて体を維持するだけでもより多くのカロリーを消費します。

6. 気分の向上
体を動かすことは日常的な気分の向上につながり得ます。その理由の一つは体を動かすとより多くのエンドルフィンが放出されるためです。エンドルフィンは気分を向上させてくれるホルモンです。自分の体にきちんと気を配っているという認識も気分の向上に貢献する要素で、この達成感は多くの場合幸福感につながります。

7. 体重の管理
運動をすることで余計な体重増加を防ぐことができますし、減らした体重の維持にも役立ちます。身体活動を行うとカロリーを消費しますが、活動の強度が高ければ高いほど多くのカロリーを消費します。

8. 活力の増加
定期的な身体活動は筋力と持久力の強化につながります。運動をする際、心血管系がより効率的に働くように身体は細胞の組織に酸素と栄養素を届け、心肺機能が向上すると日常の動作をこなす活力が増えます。

9. 脳の活力
定期的な運動は脳の機能の向上に役立ち得ます。有酸素運動によって脳細胞が新しく形成され(ニューロジェネシス)全体的な脳のパフォーマンスが向上することがさまざまな研究によって示されています。きつめのワークアウトは体内の脳由来神経栄養因子(BDNF)のレベルを高める可能性があることも研究で示唆されています。BDNFは決断や学習能力を助けると考えられています。

10. ストレスの緩和
運動は日々のストレスの一時的な気晴らしとしての役目も果たし得ます。運動をしているときや楽しく体を動かしているときは大抵人生の難題などについては考えていないでしょう。忙しい1日の中で少し時間をとり自分に意識を向けることはストレスの緩和につながり得ます。多くの人はストレスによって不健康な食品を食べてしまうことからストレスを和らげることは体重の減少にも役立つでしょう。

11. 新たな出会い
運動によって社交の機会を得ることもできます。新たな活動を始めれば新たな友人を見つけられるかもしれませんし、昔からの友人とも再会できるかもしれません。社交というと外で食事をするのが一般的ですが、一緒に運動をする方が健康にとってはずっと良いことです。

12. 睡眠の向上
アクティブでいることは睡眠の向上にも貢献します。運動をすると体のコアの部分の体温が上がり、通常の体温に戻る過程が体をリラックスさせ眠る準備を整えるのを助けます。運動はストレスレベルを下げる場合もあることから眠りにつきやすくなる可能性もあります。

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サマンサ・クレイトン
ワールドワイド・スポーツパフォーマンス アンド フィットネスの副社長であるサマンサは、元短距離走選手であり、AFAAおよびISSAの認定トレーナーです。応用化学の学位を持ち、4人の子どもの母親でもあります。